NPOバンクとは・・市民が出資し、地域社会や福祉、環境に良いことをする個人や団体に融資することを目的として作られた市民による市民のための非営利バンク。最初のNPOバンクは1994年に設立された「未来バンク事業組合」(東京都、田中優が代表)で、以後全国各地に続々と誕生しています。
そんなNPOバンクを始めた一人である田中優から、NPOバンクを作る意義とは、作りたい方へのメッセージ、などを発信させて頂きました。
以下、動画の全文書き起こしです。
動画の方もぜひご覧ください。約2分でご覧いただけます。
以下書き起こし
こんにちは未来バンクの田中優と言います。
「NPOバンクが作る未来」
・・こういうのは、一つだけどこかに出来ても意味がないので、各地域、もしくは各グループの中にバンクを作っていくことが一番大事だと思っています。
というのは、ぼく自身は元々このバンクを始めるにあたって、
普通の銀行に預けたお金がどのようなところに使われているのか?
というのを気にしたからです。
例えば郵便貯金はダム、河口堰、原子力発電所、再処理工場、空港、高速道路、スーパー林道、リゾート開発・・こういったものに使われていて、通常の預金の方も、これもまたアメリカの戦争の費用に使われたりしてきました。
そういったお金の遣い方をやめさせて、別なものを作っていくことが必要。
その時に僕らが一番思っていたのは、「良いことをしようという以前に、悪いことを止める」ことが必要だということです。
今、皆さんが預けている銀行は、何にそのお金を融資してしまっているのか?
その融資した先によって、私たちの未来はどんな形に作られるか決まっていきます。
とにかくそういった開発や環境破壊、そして戦争なんかが嫌だと思う人たちは、それらの預金を唯々諾々と預け続けてはいけない、それを自分たちの望むところに融資していくことが必要だと思っています。そのためにどうしても各地域に各グループにバンクが必要なんです。
日本中あちこちに小さなバンクが出来ていくことの方が、全国に1つの大きなバンクを作ることより大事なことだと思っています。ぜひみんなで広げていきたいと思います。
(文責 田中優スタッフ)
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