建築ジャーナルに寄稿しました

今月号(2021.7)の建築ジャーナルに寄稿させて頂きました。

タイトルはオフグリッドで私たちが手にするもの」です。

しかも巻頭ページです。

  • なぜ岡山に移住したのか?
  • なぜオフグリッドを選んだのか?
  • どんなオフグリッド生活を送っているか? ・問題だらけの今の送電システムとは?
  • これからは地域でみんなで電気を作る時代に  

などなど、たくさん書かせて頂きました。



写真もたくさん使って頂き嬉しいです。

ご興味のある方はぜひお手にとってご覧ください。

本文より    

▼なぜ岡山か

私が「オフグリッド(送電線網から離脱すること)」にしたのは、「3.11の福島原発事故」が起こり、もう電力会社とは縁を切りたいと思っていたからだ。それまでの東京ではソーラーパネルを広げる広さもないし、土地が異常に高い。しかも土地の汚染度を調べると、東京で住んでいた江戸川区も意外と高い。チェルノブイリの例に直すと国の費用で移住できる「移住の権利エリア」に該当する。日本では「ロシアは問題をわかっていない、隠蔽だ」と騒がれていたが、実際に日本が同じようになると、ロシアよりはるかに悪い対応だった。チェルノブイリ事故から見てきた私にとっては、被害の深刻さも時を追って明らかになるのも当然だし、放射能の晩発的影響を無視して、「ただちに影響はない」などと言い繕う日本政府は信用できない。

さらに東京電力を支えている資金を調べると、電気料金だけでなく、あらゆる預金・貯金、生命保険、年金が使われているのだ。それなのに自分自身もその東京電力からの電気を使っている。こんなに絡め取られていては、共犯者にはなれても無関係にはなれない。もはや東京に住み続けても口だけの人と疑われ、外に出ても「逃げた」と言われるのなら、汚染の少ない土地に越した方がマシと考えた。

幸い、前年に仕事を辞めていたので自由が利く。その時転居先を岡山に決めたのは、偶然講演会でその地を訪ねていたこと、瀬戸内気候で雨が少なく、太陽光発電に適した土地だったためだ。だから越してからすぐに電力自給のオフグリッド生活にしたのも当然の成り行きだった。・・・  

他項目

  • 水をかけて洗える
  • ついに送電線を切断
  • 3日雨が続いたら
  • 支配と排除の不公平な送電システム
  • 近くで小さく貯めて地域で使う  



2021年7月号 >>じぶんのエネルギーは、じぶんでつくる/No.1318|建築ジャーナル

特 集

じぶんのエネルギーは、じぶんでつくる

生活に欠かせないエネルギー。電力供給の6%ほどでしかない原発はあきらかにすでになくても困らないが、火力には頼らざるを得ないのが現状だ。さらに送配電網は旧一電が独占状態で、フェアな運用がなされる保証も透明性もない。原発事故から10年、期待された再生可能エネルギーへの切り替えは勢いを失ってきたようにも見える。

今の生活を維持しながらも、既存のシステムに取り込まれない生き方はできないか。再エネの現状と、エネルギーの地産地消、自給自足の可能性を探る。

  • 電力の民主化
    オフグリッドで私たちが手にするもの|田中 優 4
    再生可能エネルギーのいまと未来|竹村英明 8
  • 見学+インタビュー
    建築もエネルギーもじぶんごと|湯浅 剛 11
  • エネルギー地産地消
    葛尾創成電力の挑戦|鈴木精一 14
    牛と太陽のめぐみ|髙﨑耕太郎 16
    自治体新電力の取り組み 久慈地域エネルギー|北村和也 18
  • 保存版
    再生可能エネルギー素朴な疑問と難解用語集|竹村英明 21
  • 未来のエネルギー
    【小水力】地域で生かす小水力発電|上坂博亨 24
    【鶏糞バイオマス】鶏肉と鶏糞電力をセットで供給|古舘裕樹 25
    【地熱】地熱資源の保護と持続可能な活用|佐々木 裕 26

    【波力】波力実用化に向けて地域に開かれた開発実験中|堂谷 拓 28
  • じぶんのエネルギーは、じぶんでつくる
    再エネ・オフグリッドの意義と可能性、展望|O2Farm 大津愛梨 29

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