電気代0円生活が週刊プレイボーイにて取材されました

2022.7.25発売の週刊プレイボーイに、フリージャーナリスト 樫田秀樹さんが取材された自家発電生活を送る4人が掲載されています。​

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4人とは、

  • ※自エネ組 代表岡山の 大塚 尚幹 さん
  • 相談役の同じく岡山の 田中 優
  • 鳥取代表の 幸田直人さん
  • 自エネ組で施工された広島の二井さん

​※自エネ組とは自給エネルギーチームの略 https://jiene.net/

それぞれの住宅事情や契約事情は違いますが、完全に電力会社との契約を解除し100%自家発電する家、保険として契約はしているけれど、メインの電気は自分で作った電気で生活をしている家など様々です。​

​ネットでも販売中。ぜひお手にとってご覧ください。​

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以下、取材された樫田さんのFacebookより(写真も雑誌の表紙以外は樫田さんより一部拝借)。取材された感想もぜひお読みください。​

​●首都圏では本日発売の週刊プレイボーイ(8月8日号 No.32)に「さらば電力会社!! 明日から始める「自家発電」生活」と題した拙稿を掲載。​

​ 猛暑の今年、電気代は上がる一方で、昨年比でも1家族で2000円は値上がるという。だが、世の中には電気代0円、もしくは激安で過ごす人もいる。

今回は、よくある「ソーラーパネル+売電」ではなく、電力会社の送電線とつながっていない、すなわち、売電もしない、ソーラーパネルと効率的な蓄電池だけの組み合わせで(オフグリッド)日常生活を送る人、もしくは、送電線はつながっているけど、それは補助的であくまでもソーラー発電+蓄電池をメインに過ごす事例も紹介。​

​ で、彼らが、電子レンジも使わない、エアコンも使わない、テレビも見ない…といった爪に火を点すような生活をしているのかと言えば、そうではない、それら家電は当たり前に使っている。私も取材先に一泊させてもらったときは熱帯夜だったので、一晩中エアコンをつけっぱなしだったが、何の問題もなかった。​

​ ある人は、フォークリフトに使う鉛バッテリーを蓄電池にしているが、もし雨がずっと続いてソーラーが発電しなくなっても、ソーラー電気を貯めた蓄電池だけで5日間前後は余裕で暮らすことができる。​

​ そして今回驚いたのは、定期的に精製水を補充しなければならない鉛バッテーリに代わる新しい蓄電池として、「あるもの」を使っていることだが、これがとてつもなく性能がいい。しかもメンテナンスフリーで安価。それは何かは本誌を購買してください。以下をクリックすれば、注文できます。

 

 ちなみに、オフグリッドに必要な、ソーラーパネル、蓄電池、インバーター、コントローラー、工事費などは、原稿に登場する人の場合で、すべてコミで約180万円(ただし、最近の円安で価格は上昇傾向にあるが)。​

 かつてはソーラーパネルだけで300万円以上した時代もあったことを想えば、電力自給が手の届く範囲にまで来ているのは事実だ。​

​ 文字数の関係で原稿に書けなかったことがある。それは、電力会社の送電線とつながっている人でも「売電」をしないこと。​

​ というのは、ソーラー発電で余った電気は売電できるが、電力会社はなんのことはない、そこで支払った金を、一般家庭に「再生可能エネルギー発電促進賦課金」との名目で電力料金に上乗せして回収しているからだ。だから電気料金は値上がる。​

​ だからある人はこれを「インチキです」と批判して売電はしない(ただし、そういうシステムでも再生可能エネルギーが推進されるならとの考えもまたアリだと思う)。​

​ 原稿に登場する4人は、誰も、電気代を安くしようとか、元を取ろうとかの考えで電力自給を始めなかった。その根本にあるのは、「自分で管理できる自分の電気」をもちたかったことだ。​

​ 福島第一原発の爆発で多くの人が被ばくし、避難し、今も問題解決には至っていないが、そういう被害の裏側には電力料金という形で電力会社を支えてきた私たちがいる。実際、4人のなかには、その爆発で避難を余儀なくされた元福島県住民もいる。​

​ 私にとっても、電力自給を自分の問題として考えることになった取材であった。​

​★薪を割っている写真があるが、その電気薪割り機もソーラーからの充電です。バッテリーはフォークリフトの鉛バッテリー。そして普通に家電を使っている様子等々。