11月19日~VESTAプロジェクト第一期完成お披露目会 ・・本当のバイオマス、見に行きませんか?

このお披露目会、ぼくも行くことにしています。

このプロジェクトは木質資源の活用や山の手入れに重要なんですが、それだけじゃないんです。

これを足掛かりに発展させていくと、温暖化防止の炭素固定につながって、トータルで炭素排出を減らすどころか逆に森に炭素を固定することにつながって、炭素排出ゼロどころか森と土壌が炭素を吸収する量の方が多い、地球温暖化防止ができます。

CHP(熱電併給システム)設備、バイオマスボイラー棟、板倉造りのサスティナヴィレッジ鳴子など、是非ともこの機会に現地を訪れ、森林資源が地域エネルギーとして循環する様子を見てみてください。

https://www.facebook.com/takahiro.ooba.1/posts/4550630001674621

VESTAプロジェクト第一期完成お披露目会

  • 日程 2020年11月19日(木)~11月21日(土)
  • 場所 宮城県大崎市鳴子温泉字沢74-21 サスティナヴィレッジ鳴子
  • 宿泊 宿泊希望の方は、まず、お披露目会へのお申し込みを当ページ最下段「お申し込み」よりお済ませください。宿泊につきまして旅行業者より別途ご連絡いたします。
  • 対象 VESTAプロジェクト、地域エネルギー循環、まちづくりに関心のある方ならどなたでも
  • 参加費 0円(税込)
  • 主催:株式会社ウェスタ・CHP
    協力:TIMBERWORKグループ,鳴子温泉もりたびの会

スケジュール

11月19日(木)
13:30 – 14:40 オープニングセレモニー
VESTAプロジェクトについて
TIMBERWORKグループプロジェクトリーダー 大場隆博

14:30 – 15:30 サスティナヴィレジ鳴子 見学会
(CHP設備、バイオマスボイラー棟、板倉アパート見学)

11月20日(金)
11:00 – 16:00 サスティナヴィレジ鳴子 見学会
(CHP設備、バイオマスボイラー棟、板倉アパート見学)

11月21日(土) 11:00 – 16:00 同上

見学会は各回定員10名で、以下の時間帯に実施いたします。
当日、受付にてご予約の上ご参加ください。
11:00 – 12:00, 11:30 – 12:30, 13:00 – 14:00, 13:30 – 14:30, 15:00 – 16:00

【体験イベント・出店ブース】有料のものもございます。

「森の色鉛筆づくり体験」
11月21日(土)10:00 – 16:00
10:00から一時間毎に開催(各回3名参加可能)、最終受付は15:00まで。
予約フォーム近日中にオープン。空きがあれば当日参加可能です。
(工房とみはり)

「ロケットストーブで沸かしたお湯で自家焙煎珈琲を飲もう」
11月19日(木)~ 11月21日(土)
(準喫茶カガモク)

「馬搬のデモンストレーション」
「チェーンソーの玉切り、薪づくり体験」
11月19日(木)~ 11月21日(土)
(NPO法人しんりん)

「エコラの森を歩こうツアー」
11月20日(金)~ 11月21日(土)
(NPO法人しんりん・鳴子温泉もりたびの会)

その他、物販コーナー、飲食コーナーもあります♪

▼お申し込みはこちらより


***VESTAプロジェクト
豊かな森を造る×脱炭素×地域活性化=VESTAプロジェクト~ ***

先ずは脱炭素問題解決の糸口

・樹木のカスケード利用による循環と共生
・地下資源に頼らないエネルギー、地上資源で作るエネルギー

私達の身近にある森林は豊富な資源であり再生可能なエネルギー源でもありますが、現在のエネルギー利用率は高くはありません。残念ながら樹木のエネルギーになるべき部分の多くが捨てられているからです。(製材の残材、おが屑、樹皮、枝葉、など)この身近にある資源を利用するには森林との共生(豊かな森の享受)が必用であり、そのためにも地域と産業は循環型社会の構築を目指さなければいけないと考えています。

今後私達が中山間地域(過疎地域、田舎)で心豊かにくらしていくためには、森を中心に様々な地域と産業が繋がり、未来につながる循環型社会を造ることが必用だと考えています。目に見えてお金になる建築等の木材だけでなく、木の全てをを余すところなく上手に使うカスケード利用という考え方が必要です。

脱炭素・新たなエネルギー産業は森林を整備して豊かにし、同時に「農業を活性化」させ、「新しい観光資源」にもなり、「地域を潤」し、「新しい産業」をつくりだせると確信できるところまできました。そして、地域学や体験学習など教育に力を入れることにより、100年、200年の森造りとして次世代に引き継がれていくと考えています。

VESTAプロジェクト(脱炭素×地域活性化)は木材のカスケード利用(木材の副産物利用、残材利用)により建築、家具、再生可能エネルギーという新しい産業を創出します。カスケード利用が進み林地残材や枝葉が使われることにより森林の整備と保全、新たな活用を生み出します。国土の7割(杉の木?割)を森林で占められている日本にとって、再生可能な資源である森林は将来日本の主要産業となりうるものであります。このVESTAプロジェクトはまさにその第一歩になるプロジェクトだと思っております。

循環する暮らしをつくる(豊かな森を造る×地域活性化)

過疎化が進む中山間地域にとってそこで暮らしていくためには、暮らしの元となる収入源が不可欠です。“理想の収入源”は地域外からではなく、地域にある資源で収入を得ること、そしてお金が地域の外に出ていかないこと。その収入源は地域の環境を破壊するのではなく、資源を利用した新しい産業と雇用であり、暮らしに必要なものが地域で手に入ることが必用です。中山間地域では暮らしに関わる物を地域外からの購入に頼っている状態です(エネルギーだけでも地産地消)。これでは地域から資源も、お金も、人も流出するばかりで過疎化がどんどん進むばかりです。

VESTAプロジェクトでは中山間地域に豊富にある森林資源のカスケード活用(木材の副産物利用・残材利用)が中山間地域を活性化させる重要な方法として考えております。そのためには森林資源を中心とした循環型の地域の暮らしを造り上げることが重要であり、産業としても従来の都会へ原材料を納入し、完成品を購入する産業から完成品を都会へ販売する産業への移行をしたいと考えています。新しい産業を創出し、お金を都会から田舎へ持ってくることで人の流出を減らし、豊かな暮らしをつくり、豊かな生活を求め都会から移住してくる人を増やしたいと思っています。

このプロジェクトは一番地域外から購入しているエネルギーを地元産業にすることです。森林資源の活性化、新しい産業の創出、雇用、人口増加につながることを目的としています。私達の考えるエネルギー産業は森林資源のカスケード利用であり、そのために新たに森林資源の伐採(皆伐)をするのではなく、従来お金にならない副産物や林地残材をエネルギーとすることでCO2の削減や貯蔵に繋がり、環境にも負荷のかけない自然との共生を目指した新しいエネルギー産業の実現です。副産物として非木材林産物が豊かな森が生まれ、動物たちにも住みやすい森になるでしょう。

新しい地域産業

今回のプロジェクトは地域とつながった事業にすることが重要な目的でもあります。地域の森林資源を地域全体として共生していかなければ森の未来はない。森主さんだけがお金を得る・苦労する・個人だけの権利と責任ではなりゆかない事態になっている現状が日本中に散見できます。

例えば、現在地域森林資源の活用を中心として地元の温泉旅館、飲食業、NPO、社会福祉法人、個人、工芸作家、企業などで組織する「鳴子温泉森たびの会」がここ宮城で動きだしました。森林を活用した体験教育、環境教育プログラムやアウトドア事業、視察や企業研修の受け入れ事業を行っています。

今回のお披露目会も「鳴子温泉森たびの会」が窓口になっておこなうことになりました。豊かな森を造る×脱炭素×地域活性化としてこうした民間主体の地域が一体となった取り組みも他に例がない事例となります。

https://www.vestachp.com/

VESTAプロジェクトが目指すのは「共生と循環」です。「もり」が生み出す木々は加工されて材となります。通常約50%しか有効利用できていない現状を100%の利用に変えること。この森林資源のカスケード利用による地域再生と、新たな産業創出、CO2発生 0 を目指した取り組みです。

VESTAプロジェクト導入のメリットは、従来捨てられてきた副産物や林地残材をエネルギーとして活用することで、これまで地域外から購入してきた「エネルギー」を地元産業にできることです。

サスティナヴィレッジ鳴子は日本初となるその実証の場なのです。