ap bank fes ’23 レポート2

右 田中竜二

天然住宅 Facebook にて、ぼくの長男の田中竜二(現天然住宅代表)がapbankfesのレポートをアップしてくれています。

物心ついたときから父親が環境活動家、という長男がこんな風に感じていたんだなと思いました。

【apbank fes 2023】

こんにちは、代表の田中竜二です。

お会いする皆様に、「肌焼けすぎじゃない?」という顔で見られております。

週末、家族でapbankfesに3日間参加してきました。
めちゃくちゃ暑かったけど、めちゃくちゃ楽しかったです。

自然に囲まれた環境でオーガニックな食べ物やフェアトレードな製品に触れられる。環境問題のようなお堅いトピックを音楽イベントを通して知り、知らず知らずのうちにそれに関わっている。とても素晴らしいfesです。

そもそも、小林武史さんやMr.Childrenの桜井さんが開催しているイベント、プロジェクトがなぜ「bank」なの?と思う人もいるかと思います。

天然住宅創設者の 田中 優 は、apbankの監事でもあります。
田中優は1996年非営利の市民でつくるbankを日本ではじめて作りました。
それが未来バンクです。

銀行法では融資ができないので、貸金業として立ち上げ、でも高利貸しとかではなく、市民活動や環境活動に融資をしている団体です。この団体は私も関わっておりますが、こちらはapとは違い地味に細々と続いているNPObankです。

9.11の後、坂本龍一さんや小林武史さんが、環境や社会に対して音楽でできることはないか?と模索している中で、一過性でなく、継続的にそれができることとしてbankというアイデアを選択し、始まったのがapbankです。その時にアイデアを提案したのが当時未来バンクをやっていた田中優でした。

そのプロジェクトが今まで続いています。apbank発足が2003年、apbankfesが始まったのは2005年です。apbankが発足し今年で20年だそうです。個人的には、05からこのフェスに参加していますが(いち観客として)、やはり続けて行くことがすごく大切だと感じます。

当初、環境問題への象徴的な取り組みとして「ゴミの分別」がありました。
当然今年も同じように分別するわけですが、それが「当たり前」になっています。
最近では、日本の音楽フェスでは標準的な取り組みになっていると感じられます。

20年前から今に至るまで、意識の変化は確実にあるな、と思いますし、ここでその気持ちが芽生えた、知ったという人もきっと大勢いるだろうと思います。音楽やフェスの力は偉大であります。

この功績は間違いなく、坂本龍一さんや小林武史さん、桜井さんやアーティストの皆様のおかげであり、未来バンクのおかげとか田中優がいたからとか、そういうことではないと思います。

ただ、たくさんの人がステージを見て楽しんでいる光景を見ると感慨深い気持ちもあるのは事実です。

リサイクルという言葉に市民権のない頃から活動をして、お金の流れを変えようと手探りで貸金業と怪しまれながらも市民のbankをつくったのが偶然にもここにつながって、こんな広がりができた。

このことについて、父である環境活動家田中優がどう思ってるかわかりませんが、この流れのワンピースを担い、関われて、そしてこのように世の中に、素晴らしい形で受け入れられることができて、よかったね。
と、月並み以下の言葉ですが、思います。よかったね。と。

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さて、でもまだまだ問題は解決していません。ここからまた活動が始まるのです。

「分別」の次は、いよいよ本丸。
「お金の流れを考えよう」フェーズではないかと思います。
bankを作った、その意味が形をとっていくのがここからなのかと思います。

この20年で持続可能な選択肢は増えたと思います。
あとはわれわれは選ぶだけです。

お買い物、投資、貯金したお金がどこに使われるのか?
を意識して暮らしてみる人が増えたら、また新たな光景が見えてくるように思います。

充電できました。もう少し頑張ろう。
優さん、もうひと踏ん張り頑張っていこうね。