先日金沢のフルタニランバーさんを訪ねました。
低温乾燥技術wood be で国産材を活用する取組をされています。
国産楽器の生産もがんばっています。
天然住宅のレポートもぜひおよみください。
天然住宅フェイスブックより
【能登ヒバ】
こんにちは、代表の田中竜二です。
先日、金沢の フルタニランバー株式会社 さんの見学に行きました。
フルタニランバーは低温の木材乾燥機「wood be」を開発し、能登ヒバや広葉樹などを乾燥して製品を作っています。
この乾燥機の開発に田中優も関わっているということで、今回見学に伺いました。
ヒバは水に強く、香りはリラックス効果があり、虫にとっては嫌な匂いで、虫を忌避する効果もあります。
この香りや性能を失わせないためには低温で乾燥してあげる必要があります。
ヒバは現地ではアテと呼ばれていますが、(マアテ、カナアテなど硬さによって呼び分けられたりもしています。)乾燥させるときなどに曲がりやすい木材として知られていて、アテにならないの語源となっています。
それくらい曲がりやすい木ですが、wood beで乾燥すると、曲がりにくい材になり、木材の香りも残してくれています。
低温で乾燥することと、おそらく改質水の性質、抗火石の遠赤効果が効いているのかと考えられています。このような分野は理論を証明するのがとても難しいそうで、再現性はあるのですがデータをとるのが難しく現在検証中です。
田中優の自宅にはこのヒバがふんだんに使われていて、匂いのおかげで、蚊が家に入ってこないそうです。
古谷ランバーではヒバを色々な方法で活用することを提案していて、その一つのプロジェクトがATENOTEです。ヒバをさまざまな楽器として活用しています。
古谷 隆明 さんは木の使い道を広げるためにいろんなアイデアの提案をしています。木材の可能性が広がり、ヒバが日常の色々な場面で使われるようになると良いと思います。
私たちは建築で、ヒバを使う提案もしていけたらと思います。